人は環境が育ててくれる

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育てられた記憶はない

自分の人生を振り返ると記憶があるのは5才の時に祖父母から「商道」として「商人に必要なのは「お金」ではなく「信用」と「思いやり」なる言葉を筆頭に「実ほどこうべを垂れる稲穂かな」「俺が俺がの我を捨てて、お陰お陰の「下」で生きろ」などの言葉を聞かされたが人間性を育てられたのとは少し違う。

働くように成ってからも他人に育てて貰った記憶はなく、どちらかと言うと公然とではないとしても、嫉妬されたり、張り合ってきた相手のほうが記憶にある。

結論 : 人を育てる事などできない

サラリーマン時代から計算すると45年ほどは中間管理職、役員として他人の上に立たされ、その後37年間は小さいながらも最高責任者として生きてきたけど、僕に他人を育てる能力はない。

と言うより自分自身もまだ成長しきってないのに他人を育てるなどおこがましい。

美容室への営業時代、部下達に自分がしている事をストレートに伝えたが大半は「それは武井さんだから出来るんで自分達では無理です」と言ったので止めた。

美容業の経営者時代は明るく染まるヘアカラー剤の塗布技術を2年掛かりで完成したので、知りたい人には例え近所の美容室でも教えたが、その先に広がることは無かった。

葬儀支援を始めてから「安置の仕方」「話法」「法律」「死体知識」など来館して聞きたい葬儀屋さんには全て無料で教えてきたけど、葬儀屋さんの人達は他人に教えたくない人が多い気がする。

自分が知りたい事があれば来て利用できる事は利用する印象が強く「せこい」と思う人も多い、だから葬儀屋の友人は要らないと決めてから付き合いはない。

そもそも葬儀支援を始めた当初は「ど」素人だったので教わりたかったけど、自社の人間では無いから当然かもしれないが、教えてくれる人は皆無だから全ては「見て」「考えて」「調べて」覚えてきた。

お陰で正確に知識を吸収した上での作業となるので葬儀社スタッフの言動は全て反面教師になってくれた。

信用に足る人物かの判断に3年

課長・部長・役員・社長だから育つわけではない。

経営者の息子として育ち社長になっても駄目な奴は駄目で、婚礼葬儀業界の老舗でも駄目にした経営者もいて、社長としての見識があれば乗っ取られる事は無かっただろうと思う人物もいた。

僕自身がどの程度の人間か自分では判断できませんから千明ちぎらの話しをしたいと思います

彼女は高校卒業後、リクルートの総務課に勤務し結婚後の妊娠で退職、その後は主婦業とパート程度ですから、初めて逢った時点では、何処にでもいる聞き上手な普通の小母さんでした。

あんしんサポート葬儀支援センターの設立は僕の意思でなく、千明が互助会営業が出来なくなったからなので、続けるつもりはないまま、それでも千明の食いちくらいはしっかり確保してあげたいと思ってる程度でした。

だから設立から3年後の「5万円火葬支援パック」完成までは育てる気もなく、何処の小母さんかも良く知りませんから信用もしていませんでしたので、止めるなら早いほうが良いと止めさせる方向で話しをしてきました。

ところが3年が経過した頃になると「この仕事は俺に合ってるかもしれない」と思い始めた事から、美容業と葬儀支援活動の両立は無理と判断、その頃にはある程度信用できる人間である事、僕には無いコツコツと積み上げて成長する人物であると分かり始めてました。

何を任せるべきかの選択

葬儀支援の仕事は今日会員登録したら明日利用とはならず、入会から10年後、20年後の利用も普通ですから長く続ける想定をすると『もし俺に何かあったら――、』を考えなければ成りません。

創造力・強引さは持ち合わせていませんから、経営の中枢となる「経理」を任せれば、自分が居なくなり誰かが入ってきたとしても乗っ取られることはないと考えました。

まずは商業簿記の貸方、借り方、仕訳から1年ほど教え、自分がさせて分からない事は聞くよう指示、2年目には決算まで進みましたので、この先は僕でなく、税理士でもなく税務署に行って直接聞くよう指示した。

今では教えてくれないでしょうが、当時は決算書を作って行けば教えてくれる時代でした。

税務署・陸運局・法務局・行政

税務署の仕事を覚えると「今日から経理は全て任せる」と伝えてからは基本的に口を出した事はなく、たまに「やっていけるか?」と聞く程度「はい、大丈夫です」言われたら「あい」で終わりです。

ぶっちゃけ、あんしんサポートの正確な売上も知らず、いくらあるのかも知らず、渡される給与を受け取るだけの生活が10年以上続いてます。

その後は「陸運支局」「法務局」「行政」と次々に教えては任せるの連続ですから、今では全ての面で僕より千明のほうが詳しいのでアドバイスも基本千明が担当してます。

環境が人を育てる

勿論、基礎能力に欠ければ無理だし信頼に足らなくても無理だけど、双方が揃っているなら学ばなければと思える環境を提供するのが最善策だと思ってます。

これは過去に僕自身が経験した事でもあって『任せる』と言うなら『口出しするなよ』、口出しするなら任せるなんて言うなよと思った経験を反面教師としたものです。

「未来予測」「創造力」「話術」は僕のほうが長けてるようですが、個性の強いクセのある人間は、好かれるか嫌われるかのどちらか、一方千明は「コツコツ積み上げる事」が得意で「性格が穏やか」で「聞き上手だから嫌われない」人間ですから誰にでも対応できるメリットがあります。

今は互いに欠けてる点を補える最善な関係ですが、いつかは体力の衰えや終幕などで崩れますけど、どちらかが存在している限り、あんしんサポート葬儀支援センターは安泰でしょう。

ようするに経営者であれ、中間管理職であれ「こうで無ければならないは無い」という事はなく、各々の持つ利点を生かした経営者、管理職・技術者・営業職などになれば良いんだと思う。

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