才能が無い事が才能かもしれない

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なまじ才能は要らない

結論 : 教えるんじゃなくて寄り添う

凄いなぁと思いつつも肯定できない商売をしている人達がいる。
何となくのイメージで言うと「ラーメン屋さん」「葬儀屋さん」「一部の医者にもいるな」

カロリーが高いので余りラーメンは食べないし経験は無いけど、食べ方までとやかく言う店主もいるらしい、医者の中には自分が絶対だと思ってる人もいるらしく、何か言うと「もう来るな」と言われた人がいたり、葬儀屋さんの多くは葬式を教えてやる的な感覚を持ってる人が多い。

・味覚は生まれた地域、親の味などの影響を受け人それぞれで食べ方だって違うだろ
・この医者は失敗した経験が無いのか患者の立場で考えられる人物で無いのは確かだ
・葬儀屋が知ってるのは特定の地域にいる特定の宗教者と地域特有の慣習でしかない

食で言えば関東育ちは「マグロ好き」関西育ちなら「ハマチや白身魚が好き」な人が多い。
価値観、好み、家族関係、生き方、生活感、嗜好等々全てが違うのだから全国民に当てはまる事などない。

『僕にはその手の自信も能力も無い』端的に言えば他人の事なんて分からない。
経営者人生37年の中で一時は飛ぶ鳥落とす勢いだった人が倒産、廃業、挫折した人達も沢山いる。

能力の無さを自覚

スーパー業界にいた頃、包丁さばきの凄い人もいれば、仕入れに長けてる人がいたり、売り子をさせれば凄い人とか、ひとつの職場でも色んな面で長けてる人はそれぞれ違ってた。

自分はどうかと問えば、何をしても人並み以上には成るけど、ズバ抜けた能力がある訳じゃなく結論を言えば「凡人」でしかないのです。

例えるなら、、、「器用貧乏」が僕を現す最適な表現のような気がします。

極意を教わったお婆ちゃん

早朝から酪農家の牛乳集荷、午前8時から学校給食の牛乳配達と前日の空き瓶回収、食事をして午後1時からスーパーの魚屋さんで働いてた時「2切入さけパック」の前で、お婆ちゃんが悩んでる様子に「お婆ちゃんどうしたの?」

「うちは3人家族だから1パックだと足らないし2パックだと余るから、どうしようかと思ってね」

それを聞いて「はっ」と思った。奇数の家族だと困るのは確かです。
そこで1パック持って「ちょっと待てて」と奥に行き1切パックにしてきました。

「わぁ、ありがとね」

その後は列の一番前は「1切パック」を積んでおくと今までより売れるようになった。

凡人は自分で考えるより聞いたほうが正確

それ以来、なまじ考えるより聞いたほうが早いと知ってからは目立った失敗をしなくなった。

この手法は美容室に材料を卸す営業時代、美容室の経営指導時代、美容業の経営者時代、そして葬儀支援事業をする今でも同じ発想を貫いてます。

35才がサラリーマンの最後でしたが、退職後に以前の部下から「伝説の営業マン」と言われてますよと聞いて恐縮したけど、凡人でもトップセールスに成れることの実証のようなものです。

社長から「武ちゃん、社員に教えてやってくれないかね」と言われ「あいよ」とやってきた事を全て教えたけど結局は誰も出来ませんでした。

理由は明白「夜遅くまで仕事をするのは嫌」「休日はちゃんと休みたい」と考える人には無理、あと「美容室の先生に言っても理解できないんですよ」というお馬鹿もいます。

「夜遅くまで仕事」
美容室閉店後の午後8時前から会議・講習をすれば午前0時も普通なので自宅に戻れば午前2時、息子から「パパ今度いつ来るの?」と言われた事もあります。

「休日はちゃんと休みたい」
当然の主張だけど相手は客商売で予想より材料消費が早かったり、普段使わない材料を必要とする事だってあります。
そんな時は担当者の自分に連絡してくるから「到着予想時間を伝える」会社に行き材料を持って美容室に行く。

嫌な顔は見せず対応しておき、次回伺った時に「暇な店じゃ無いんだからもう少しだけ在庫しておかない?」と言えば納得もしてくれるし売上も増えるし、気づけば他の業者の存在が無くなってたりします。

「美容室の先生に言っても理解できないんですよ」は、相手から見て信頼に足る人物では無いと言われてるのです。

特別な能力が無くて人並み以上の結果を出すなら、何処かで他人と違う事をするのは当然なんだけど、それすら理解できなければひいでるはず無いんです。

聞けば教えてくれます

葬儀支援を始めるまで全て通用した手法ですから、あんしんサポート設立前から時間が空けば老人が集まる明寿大学・市民支援センターなどに行っては老人達と親しくなって話しを聞いてました。

最初は警戒されても慣れてくれば、こちらが聞かなくても勝手にしゃべってくれるから、老人の「死」「葬式」「不安」「疑問」などの情報収集は簡単でした。

後は僕が信頼に足る人間であると思われるか否か――、ようは『人としての信用』です。

講演会と実践

信用を得るには時間が掛かりますから、まずは老人や葬式に関心のある人を対象に自分で設営したり、様々な団体や施設からの依頼など各地で無料講演会をして回りました。

あとは言ってる事とやってる事が違わない現実を続けるだけ、それが18年経過した「あんしんサポート葬儀支援センター」です。

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