事前相談「絶対無理はするな」と伝える理由

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想定外の現実もある

何億、何十億と預金があるなら別だけど、1千万円程度の貯金は1年ちょっとで消えた家族の友人が慌てて入会にきた時の話しで聞かされました。

当時は重粒子線治療は保険適用外でしたから総額400万円ほど掛かり、1年間緩和ケア病棟に入院で500万円(1日1 万円×30日×12か月+鎮痛剤等の医療費)+生活費で1千万円は無くなりました。

残念ながらご主人逝去、親戚、葬儀社、僧侶が譲らず10名ほどの葬式で150万円、しかし払えずローンを組まされ、ローン支払いの為に人生初のパートで働きながら返済していたらしい。

今は保険適用になったと思うので400万円の部分は120万円で納まるでしょうけど、他の部分は一緒ですから葬式代までは何とかなっても、その後の生活の目途は立ちません。

結論 : 葬式と生活どっちが大事、明白でしょ

例えば、夫78才、妻74才の夫婦がいて2千万円の貯金があるとします。
年金は、夫15万円(月)、妻5万円(30年間第3号被保険者)なら月額年金20万円。
夫婦で食べる分には何とかなる金額です。

旦那が平均寿命の81才の時に癌で逝去して病院等で500万円使えば残金1,500万円。
奥さんの遺族年金98,000と減りますが、電気水道光熱費と食費は殆ど変わりません。
ついでに税金も変わりませんので収入だけが半分になっただけです。

毎月10万円弱の生活は大変なので、夫婦時代より5万円生活水準を下げたとする。
生活費15万円とは毎月5.2万円貯金を切崩し82才まで生活すると312万円貯金が減る。

奥さんが平均寿命87才まで生きて最後の5年間は施設に世話になったとします。
施設平均約17万円、毎月7.2万円貯金から補填して5年間で432万円が減ります。
計算の上では756万円残り、夫逝去から10年間は毎月6万円ほど使える計算です。

但し医療費の高騰、物価高騰、入院等々、突発的な支出は一切計算してません。

まとめ
・年金15万円(月)の夫と年金5万円の妻
・夫は平均寿命81才で逝去
・残った妻は5年間は独居生活、81才終幕までの5年間は月額17万円の施設入所
・単純計算で750万円残る
・夫婦の医療費や人生を楽しむ費用は一切計算してない。
・しかし夫の医療費、葬式代等は一切計算してない。
・妻の葬式代や医療費は一切計算してない。
・墓があれば墓閉じも計算してない。

これでも各々の葬式に150万円掛けられますか?

単純な計算ですが、実際は数百万円は余分に掛かるでしょうから、ほぼ余裕の無い状況だろうと思えます。

今回の条件より良い夫婦は多少ゆとりがあるかもしれませんが。下回る夫婦は生活すら侭ならない事も充分あり得ますから、精神的なゆとりは持てないでしょう。

「お金が有って使わないのと、無くて使えないのでは全く違うのです」

治療費、施設費などは掛けない訳に行きませんけど、葬式代は法律に触れない対処さえしてあれば問題ない部分ですから、限られた枠の中で対処対応するには、不要な経費は抑えること、但し夫婦で旅行したり、美味しいものを食べたりなどの費用は決して無駄だと思いません。

葬式の見栄・世間体は一切要らない

自分が生まれてきた最大目的は、自分や自分達に与えられた人生を精一杯楽しんで生きる事だと思っています。

夫婦が人生を楽しむ為に使う「金」限度はあるけど否定する気はありません。
人生に掛かる費用の中で葬式に関する費用は価値の割に掛かり過ぎてると思う。
見栄で使って後悔するよりも、いつでも自分達に必要な時に使える対処をしておく。
そう夫婦間で決めておけばいいんです。
だから絶対に無理をすべきでは無いと伝えるのです。

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