宗教学者・島田裕巳氏の発言
学者の意見など関心が無いので読んでませんけど、「葬式は要らない」や「墓は要らない」はタイトルを見て理解も納得もできますが、文字通りだとしたら『墓じまいは要らない』は人として駄目だろ。
墓を放置したまま無縁墓にして知らんぷりしていろと主張しているとしたら間違い、何処が間違いなのか理由を書きます。
1.墓所はレンタル
行政・寺・民間・地域など墓を建立してある墓所は永代使用権を購入していますが、土地を購入している訳ではありませんので多くの場合、年間使用料が発生するはずです。
かつては墓を粗末にする人は居ないの発想から、永代使用権を購入した際の契約書・使用説明書には3年間放置した場合は墓を撤去しますなどの脅し文句が書かれてるケースが多いでしょう。
また返却の際は『更地に戻して返却』と明記してある墓所も多いと思います。
管理費としての年会費は墓が存在する限り支払い義務は発生し続けるので、祭祀継承者が会費も継承することになる。
10年放置すれば全管理費+遅延損害金や利息が加算されても不思議でなく、3年以上の滞納で警告(官報掲載・立札)がなされ、1年以内に申し出がなく強制撤去した場合の撤去費用は祭祀継承者に請求できます。
墓から出した遺骨を永代供養墓に納骨され1体50万円なら3体で150万円の請求もあり得る。
祭祀継承者が明確でなければ、最寄りの家庭裁判所に申請して裁判所から指名されたら拒否権はありませんから、その人に請求できるはずです。
民法897条で定める祭祀継承者と法定相続人は複数名が普通だけど、祭祀継承に連名はなく墓・仏壇位牌・家系図を受け継ぐ人です。祭祀継承者が墓閉じ、位牌処理などするのは勝手です。
2.人としてどうなの?
寺は葬式の布施を高額にとってるから分かりませんけど、公営墓地なら最終的には逃げられません。なら逃げられたら良いのか!? って事です。
車からポイ捨て、タバコのポイ捨て、電車から人が降りる前に乗り込む、そんな人はいないから日本人は民度が高いと言われるわけです。
あの寺の坊主は葬式で儲けてきたのだから構わないと思うとしたら、あなたも同類、同レベルの人間と認めたようなもの、更地に戻して返却が基本ですから墓を撤去し更地に戻して返却が同然です。
但し『離檀料を払う必要はありません』これは寺が勝手に請求している布施、入檀時の説明書に記載が無い限り、裁判になっても負けることはありません。
『魂抜きの読経』そんな法力は僧侶にありませんから不要ですが、上限5万円までは今まで墓を守ってくれた謝意で仕方ない気がします。
依って菩提寺があっても公営墓地、地域墓地なら読経は必要ありません。法律より自己都合で放っておく神経は「人」としての問題です。
先祖への想い
遺骨そのものがどうのでなく、自分の世話をしてくれた祖父母・両親とか、自分が現存するのは先祖の存在があったからの感謝もふくめ、後々後悔しない為の区切りでもあります。
元気なうちはピンと来なくても、自分の終幕が迫った時、先祖の遺骨を放っておいた事への後悔が湧いたとしても後の祭り、自分なりに筋を通して処理した自負は必要だと思われます。
山林自然散骨場にした理由
墓を閉じれば骨壺が出てきますから遺骨の処理は必然『樹木葬』『合葬墓』『海洋散骨』『山林自然散骨』について、各々メリット・デメリットを考慮しつつ消去法で決めました。
寺墓を閉じて寺の永代供養墓への納骨は意味が分かりません。
「墓所の永代使用権購入」「墓の建立」「魂入れ読経の布施」「毎年の年会費」「新増築の寄付」「魂抜き読経」「墓撤去」そして「永代供養墓納骨」と全て費用を掛け続け寺によっては檀家継続もある。
それなら墓閉じする必要はなく、墓守不在なら納骨はさせない、なら永代供養墓に納骨しろは寺の勝手な都合でしかありません。
『樹木葬』費用面で高い
樹木葬は「墓」なので取得完成までに数百万~の費用が掛かる為、利用者への負担となるので見た目より高額になり、数十年、百年先まで管理できる保証はありませんから最初に消去しました。
『合葬墓』費用は安め・遺骨の最終処理はできません
1つの墓に数百人以上の骨をいれる墓、ごちゃまぜ、ビニール袋に入れるなど、納骨の仕方は様々でしょうが個人的に良いイメージが湧かないので却下しました。
墓の遺骨を最終処分出来る墓は「寺」「公営」「民間」「地域」いずれも存在しません。
『海洋散骨』費用はピンキリ・改葬許可無用・漁民の生活を脅かす
最も簡単で初期投資の掛からない方法ですが、せいぜい2km沖でしょうから、湾内・沿岸で漁をする漁民には「人の骨を食べて育った魚じゃないの?」のような風評被害が考えられます。
他人様の生活に支障をきたす可能性があるなら、すべきではないと海洋散骨は消去しました。
『山林自然散骨』費用は安め・改葬許可無用・土に還せる
自社所有で周辺住民に支障の無い山林、また最後は土に還ると言われてるので、日本人に最も適している散骨だと思うけど、山林の所有者を探して交渉するのは簡単ではありません。
ところが法人設立の翌年には偶然から無償貸与して頂き、その後購入、名義変更に10年掛かりましたが、現在は「あんしんサポート合同会社所有山林」を自然散骨場として利用しています。
葬儀関連業界で胡散臭いのは「葬儀社」「寺」「石屋」「遺品整理屋」だから、墓閉じ費用はピンキリなのと、寺も障壁となるので、墓閉じを考えてる人は「賢い墓閉じの仕方」を読んだ上で検討してください。
実際300万円・500万円の見積りが50万円で完了してるケースもあるのが現実、その差額が大き過ぎませんか。
賢い墓閉じをするなら、信頼に足る人に聞くか、最低でも各々3件以上の石屋・遺骨処理業者から正確な見積りを取った上で決定することを強く勧めます。

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