常識は時代で変化する
常識が時代で変化する経験は誰でもしてます。
学生時代の常識は今も常識ですか? 殆どは非常識となってるでしょう。
にも関わらず葬式の常識だけが時代錯誤のままなどあり得ません。
結論 : あなたは白装束を着て草履を履いて逝きたいですか?
仏教葬の流れのひとつ「湯かん・納棺儀」があります。
10年ほど前までは僕自身も納棺師を行っており、ホームぺージ掲載動画の中にも映像が残ってます。
しかし逝去後の流れと「自分が故人だったら」の話しを多くの会員さんから聞いて止めました。
湯かんをしない理由
湯かんとは故人の手足を清浄綿で拭くのが一般的、ようするに故人の身体を洗い清めることです。
ところが今の病院の大半は、死後処置として全裸にした後、鼻、口、尻などの開口部を綿花やゲルで塞いでからタオル、清浄綿などで清拭(身体を拭く)します。
看護師が常駐している施設でも行う事が多いので、全てではありませんけどわざわざ儀礼で行う必要はないのです。
更に湯かん業者が来て風呂に入れる湯かんもあるようですが女性で「して欲しい」と言った人は皆無、「絶対嫌だ」とハッキリ言う女性が大半ですから嫌がる人に行う必要はありません。
白装束も要らない
県内北部の葬式で初めて額に三角布(天冠)を付けた姿を見た印象は『幽霊だな、、』でしたから、当方では付けませんでしたが、真っ白な一重の着物、足袋、草履って時代錯誤も甚だしいと思いませんか?
これも女性を中心に聞くと「嫌だ」が大半で「草鞋なんて履いた事ない」と言われそうだよねと納得。
多かったのは「自分の好きな服を着て逝きたい」か「普段着で良い」でした。
ついでに言うと、うちだからかなぁ「三途の川の渡し賃と呼ばれる六文銭も殆どの家族は入れません」
紙幣は燃やしても罰則はありませんが硬貨を燃やすと「貨幣損傷等取締法」の罪で1年以下の拘禁刑または20万円以下の罰金に処すと書かれていますので、入れるなら紙幣を勧めます。
5~10万円と安くはない
葬儀社社員が行う湯かんなら、それほどでは無いでしょうが専門業者が入ると5~10万円と決して安くはありません。
納棺儀について当方が納棺安置を勧めてますので、この時点で納棺してある状態です。
死化粧は家族の手で、、
納棺師は死化粧もしてくれるはずですが、個人的には娘・孫娘など家族がすべきだと思う。
上手い・下手で言えば家族より納棺師のほうが上手、ご遺体の化粧が難しいのは体温が低く化粧品が伸びない事ですから慣れてる納棺師のほうが綺麗なのは当然だけど、母親、祖母なら故人が使ってた化粧品で娘や孫娘が化粧してあげるほうが故人も喜ぶと思いませんか?
髪の根本が白髪ならマスカラタイプの染毛料で染めたり、手足の爪を切ってあげるのも良いでしょう。
読経の時間を15~20分と短く設定しているのは、空いた20~30分で化粧したり、故人や家族の写真を撮る時間に使えるようにしています。
大事なのは業者や寺の満足でなく、家族が『温かく送れた』と思える事なのです。

コメント