素朴な疑問シリーズ「1」
事前相談をしていると必ず聞かれる事、何が分からないかさえ分からないのが葬式らしく様々な疑問を聞きます。
『何が分からないかさえ分からない』こんな現象は葬式以外ではありません。
その原因は質問に対する回答が、それぞれの立場と個々の思考で異なるため統一基準が出来ないからです。
あんしんサポートは生活弱者を主対象とした葬儀支援センターであり、商売(利益目的)を主とした葬儀社ではありませんので発想、思考、実態の全てが葬儀社とは異なります。
良く聞かれる質問・素朴な疑問など当支援センターの意見を回答するシリーズです。
結論 : 経営の基本もシンプル・イズ・ベスト
「何で経営していけるのですか?」
相談をしていると本当に追加の無い設定であると分かるはず、例えば「棺」¥13,000税込を見た家族で過去に葬式経験があれば、確か10万円以上したはずと思うはず。
この話題になると全ての項目単価で同様の質問が続き「何で続けられるのですか?」となるので最低でも30分~掛かりますから、書いておけば、その点はスルー出来るので大事な部分の相談に時間を掛けられます。
結論を言えば『シンプル・イズ・ベスト』が、37年間経営者として生きてきた武井の結論、あんしんサポートの経営に後ろめたさは無いので、具体的な数字も含めてありのままを書いておきます。
この辺りの経営に対する考え方は、良い悪いの問題ではありませんので、当支援センターの考え方と具体例を述べてるに過ぎず、当方と異なる発想を否定するものでもありません。
プランだけ見れば赤字は無い
プランクリック専用ページ移動、単価合計でプラン価格になります。
各単価は葬儀社とは比較に成らないほど低価格ですが、これでもプランだけで見れば赤字にはなりません。
あんしんサポートの項目設定の基本は「原価+α」という考え方、理由は葬儀社は八百屋さん同様で魚屋、総菜のように手間を掛ける葬具ではないからです。
「+αとは」原価+ガソリン代・手間代など、人件費を除いた使用するまでに掛かる諸経費です。
スーパー業界でも一般食品や雑貨は同様なので2割~3割程度の利益を乗せた売価設定が標準ですが、葬具は同質の物でも葬儀社により10倍以上の格差があるので相場設定ができません。
そこで葬具は「原価+α」として「人件費」別なら利用者も理解できるはず。
胡散臭いイメージを払拭するには治療や投薬で何とかなる段階は通り過ぎ、癌で言えばステージ4レベルまで進行してますので、外科手術で完全に切り取る必要があり、原価提示が当支援センターの判断です。
それでも実際は施行数の多い葬儀社は大量仕入れによるコスト削減となるでしょうが、この辺りは実力の違いなので当然ですから、大量仕入れだからもっと安くなるはず、との主張をすべきではありません。
一例を言えば当方は「6尺・山型フタ付き・白布棺 ¥13,000税込」ですが、10万円前後で販売してる葬儀社が一番多く、高い葬儀社なら20万円以上、安い葬儀社で5~6万円、ネットで¥25,000 ~(送料込)くらいのようです。
ただ当方も含め葬儀社は「棺」の持込はさせないでしょうから、ネットで購入した人は病院等からの搬送から骨壺に納まるので全て自分で行うとしたら、決して安くは成らない気がしますけど・・・
諸経費を加味すると赤字になる
それでも赤字設定になる理由として、あんしん館家賃+諸経費で最低月50万円は掛かりますから、月10件の施行なら1件当たり5万円が上記価格にプラスされると考えれば理解し易いでしょう。
単純計算すれば1か月50施行すれば、1施行当たり1万円だけど、1か月5施行なら1施行当たり10万円の諸経費ですから施行数は多いほど固定費は減りますが、施行数が多くなると人件費を増やす必要があるので、単純に施行数が多ければ良いという事ではありません。
プランに人件費が設定されている
あんしんサポートは各プラン毎に人件費が設定してあります。
| 総人件費 | 1日1人分は | 備考 | |
| 火葬プラン | ¥20,000 | ¥5,000 | 安置48時間プラン |
| 火葬・散骨プラン | ¥25,000 | ¥4,170 | 安置48時間プラン |
| 完全委託プラン | ¥25,000 | ~¥4,170 | 安置日数が増えると報酬が減る |
| 東京埼玉プラン | ¥33,000 | ~¥5,500 | 安置日数が増えると報酬が減る |
| 家族葬プラン | ¥33,000 | ¥8,250 | 安置48時間プラン |
| 散骨プラン | ¥10,000 | ¥5,000 | 散骨日のみ設定 |
例えば『直葬4件・火葬散骨4件・家族葬2件』の場合
直葬プラン4件=¥80,000
火葬・散骨プラン4件=¥100,000
家族葬プラン2件=¥66,000の合計で¥246,000(2名分)
我々が今の年齢で働いたとしたら――、と考えれば良いだけの事です。
此処までの試算が理解できれば「何とか食える」計算になり、散骨を含むプランの比率が高くなったり「散骨プラン」「返礼品」「生花」「位牌」などから補填すれば超低価格でも活動は成立します。
当支援センターは設立時から料金設定が先でしたから、目標を達成する事が自分達の収入より最優先だったので、一般論からすれば変だけど我々には普通の発想です。
また設立した2008年の前から葬儀支援を続けるなら散骨場は絶対に必要になると分ってましたから、設立の翌年には散骨場を取得できたのは究極の一手でした。
法人だから経費が使える
但し、一般サラリーマンと異なる点として「経費が使える」というか「経費という名の所得」がある点です。
まずは『経費とは利益が無ければ使えないもの』分かり易く言うと、財布に5千円しか無いのに1万円の買い物はできないのと一緒、経費はいくらでも好きに使える訳ではありません。
あんしんサポートは「自動車2台(寝台車・プリウス)」「燃料代」「全身黒の服」「スマホ2台」など全て経費で対応してますから、サラリーマンのように自分で購入・支払しなくても自由に使えるメリットはあります。
「自動車と管理費とガソリン代」「毎日着る黒の洋服と靴やバッグ」「スマホ代と通信費」だけでも月額数万円は浮きますから実質報酬を得ているのと変わりません。
今回の最後として、あんしんサポートは報酬、休日、勤務時間より「生き甲斐」と「頼られる事」に喜びを感じる人間が偶然出逢ったから成立しているのだろうと思います。

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