富弘美術館に行ってきた

雨の平日、国道122号線で草木ダム展望台より先に行ってみようと走ると、前橋から1時間の距離に『富弘とみひろ美術館』があった。

元々美術館に余り関心はないのですが、教員で体育の授業中に第四頸椎を損傷して首から下は麻痺して動かず、筆を口に咥えて絵を描いた人なのは知っていたので、通るついでと寄ってみました。

受付で600円払うと内部は円形の部屋がいくつもあり、壁面に星野富弘さんの描いた絵と詩を書いた色紙が飾ってありました。

筆を口に咥えて描いたとは思えないほどで、想像以上に上手で味のある絵に驚きましたが、最初の部屋は多分、事故後の初期に書いたものなのだろうと思う詩が添えられており、個人的にはこの部屋の詩に感動されられました。

後半の詩はネットで紹介されてるように内容も詩も綺麗な言葉ですが、初期の詩は綺麗な言葉だけでなく最後の部分には、悔しさ、後悔、妬みのような「だよねぇ、それが自然で当然の思いですよ」と思わせる言葉が書いてありました。

写真撮影は禁止なので詩の詳細は覚えていませんが、ある色紙を見た私の目から涙が溢れ出ていました。その色紙はネットで探せませんでしたが、ある文字を見つけた。

この文字、何処かで見たことあるなと考えると、群大病院の通路に描いてある。

この文字が書けるまでには想像を絶する努力があったはず、更に手で描くより素晴らしい絵が描けるまでの努力、生半可な精神力では叶わない事だけは分かります。

多くの人が無意識の中で当たり前にしている動作、その当たり前が当たり前ではない事に気付けるのは、それが当たり前で無くなった人達であると教えられる色紙でした。

この色紙を見て、私が活動している葬儀支援に思いをはせた。

生きる為の生活費を捻出するため、通院や薬代を我慢したり、減らしてる人もいます。

五体満足で普通に食える事がいかに幸せか、同時にそれらが叶わない人達に慈悲の対応が当たり前にできる人間でありたい。

そんな思いを再認識されてくれた色紙なので紹介させて頂きました。

目次

普通に生きられる幸せに気付かせてくれた

朝目を覚ますと、シャワーを浴びて身支度を整え出勤して仕事をするのが、私のルーティーンで当たり前の事、だけどその行動自体が実は幸せな事であり、他人の葬儀支援ができる環境にいられる今の自分が幸せであると教えられた日でした。

当事者の方々には申し訳ないけど、言葉や態度に出さず自身の中で改めて実感したり自戒することで、以降の生活に活かそうと思えた。

ついでに寄った場所で想定外の感動と教えを学べる機会が得られたのですから、時間のある時に出掛けるのも良いものです。

帰りは並んである道の駅で「よもぎ饅頭1個100円」をバラで買って食べましたけど、草っぽい印象、これがヨモギの味というか香りを初めて知りました。

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