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ちょっと教えて

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Q
逝去時に必要なものはありますか?
A

死亡届出書に記入する際に必要な項目
①故人氏名・住所・生年月日・本籍・戸籍筆頭者・世帯主

②届出人氏名・住所・生年月日・本籍・故人との関係・戸籍筆頭者・電話(2024年現在、印鑑不要の斎場が増えてます)

届出人は「親族(血族6親等、姻族3親等),同居者,家主,地主,家屋管理人,土地管理人等,後見人,保佐人,補助人,任意後見人,任意後見受任者」以外の人は届出人に成れません

Q
火葬は好きな時にできますか?
A

・死亡診断書記載の死亡時刻から24時間以内の火葬できません
・午後3時00分の記載なら翌日午後3時1分から火葬可能です
・午後3時火葬の予約で3時1分は火葬できず翌日以降の予約です
・正月2日間~3日間と友引は火葬場休日が多いです

Q
死亡届は何処の役所でも提出できますか?
A

死亡届が提出できるのは次の3か所のみ
①死亡した場所の市区町村役場
②故人の本籍地役場
③届出人の居住地役場

Q
火葬は故人の住んでた地域だけですか?
A

行政発行の「火葬許可証」があれば全国どこでも火葬できますが、市民が届出人なら何処の誰でも無料火葬もあれば、都内23区のように火葬場への支払いが約10万円掛かる地域まであります

Q
死亡届は7日以内に届出するのですよね?
A

それは最長期間の法律、実際は逝去翌日~火葬前日午前中までと覚えておきましょう。当支援センターも含め多くは施行する業者が代行してくれるはずですから、担当者に任せましょう

Q
六文銭は入れますよね?
A

浄土真宗以外の仏教信仰があれば入れても構いませんが、入れるなら溶解温度の低い1円玉六枚にしましょう。正確に言うと紙幣は問題ありませんが硬貨を燃やすと「貨幣損傷等取締法」の罪に問われます

Q
遺影は必要ですよね?
A

家族葬は故人が分ってる人達ですから基本不要です。後々自宅に飾りたいのなら選択基準はひとつ「見た人が笑顔になれる写真」でサイズは2Lサイズまでの大きさで出来れば居間に飾ってあげましょう

Q
棺に入れられる物を教えてください
A

800℃以上の火力ですから燃えて灰になるものなら「食物」「紙パック酒」「煙草」「衣類」「生花」「写真」「手紙」なども大丈夫ですがスイカ、パイン丸ごとは駄目、意外な物では本は燃え残るので駄目、缶、瓶、プラスチック、カーボン、毛布などは当然駄目です

Q
遺体は合掌を組むんですよね
A

合掌は仏教信者の場合、最近は病院でも合掌しない所が増えてます。またドライアイス等の保冷剤は合掌してないほうが確実に冷却できますので、合掌より死体保全を優先されるほうが良いでしょう

Q
故人は浴衣を着るんでしょ?
A

病院逝去は浴衣が多いですが、故人を一旦全裸にして清拭(せいしき身体を拭く)、開口部の処置をする為、着せ易い浴衣を着せてるだけです

浴衣は4,000円ほど掛かりますから、パジャマ、スエットでも構いませんし、故人に着せたい服のある人は事前に持って行き、担当看護師に着せて欲しい衣類の置き場所を伝えておけば着せてくれます。

Q
お爺ちゃんはいつも帽子を被ってた印象が強い
A

納棺後にいつも被ってた帽子を被せてあげれば良いでしょう。きっといつものお爺ちゃんになります

Q
10時火葬と言われ10時に行ったら逢えませんでした何故!?
A

火葬時間は最終着火時刻のこと、依って火葬前に逢いたい人は依頼先葬儀屋に「何時に行けば逢えますか?」と確認しましょう

火葬予約時刻を過ぎた着火はありませんので、利用する斎場毎に決まりがあり、火葬予約時刻の60分前~15分前と様々ですから依頼する葬儀屋なら承知してます

Q
火葬で骨が変色してるのは飲んでた薬のせいって本当ですか?
A

結論から言えば「嘘」です。体格、骨のもろさと斎場毎に異なる火葬温度(800℃~1,100℃)などで異なります

骨が変色するほどの薬ってどんな薬!? 焼骨の色は生花より副葬品の色が着き易く、例えば故人に新品で安っぽい真赤な木綿のトランクスを履かせて火葬すれば焼骨全体がピンクになる事もあります

Q
国民健康保険の葬祭費は誰が貰えるの?
A

葬祭費は葬式した人に支給されるもの、親族で無くても費用を出した方に支給されますが、その際は葬儀社からの領収書の宛名をしっかり書いて貰ってください。群馬県は直葬でも全県で支給されます

Q
遺族年金はそれほど多く無いと聞いて不安です
A

その通り、できれば夫婦が健康な時に社会保険事務所に予約して行き、遺族年金を含めた支給額を確認しておくべき、大抵は夫婦での受給額の半額程度になるはずですから生活をどうするか検討する期間が得られます。国民年金に遺族年金はありません

Q
納骨は四十九日にするのでしょ?
A

四十九日は納骨する日でなく忌明けと言い「仏」になる日、日本は本来土葬ですから、あえて言うなら本来なら即日納骨と思われます

Q
遺骨はいつまで家に置いても良いのですか?
A

自宅に一生置いても法的な問題ありませんが、経験則で言うと数年間自宅に置くと精神的な苦痛があるようですから、粉骨にして一部を可愛い容器に入れ手元に置けば、何処にでも持って行け、好きな場所にも撒けたり、手を合わせたり、話しかける事もできるのでお勧めです

Q
親が残した自宅は不要だから市に寄付すれば良いでしょ?
A

すぐに処分できる地域以外は無理でしょう。土地だけなら行政も寄付を受けるでしょうが、家があると管理問題があるのですぐに換金できる物件以外は拒否されるでしょう。仮に寄付を受けても管理はさせられますから寄付する意味がありません。

Q
安置の線香は一晩中絶やさないのでしょ
A

2011年3月11日までは、確かにそう言われてましたが東日本大震災後は余震が続いたり、南海トラフ地震の不安があるので今は側を離れる時、寝る前は全て消すのが常識となってます。ご遺体と一緒に家屋全焼、焼死では笑い話にもなりません。

Q
お坊さんに拝んで貰うのが供養ですよね
A

無信仰者の僕はそうは思いません。読経や戒名は仏教徒の供養、日本人の7割近くは無信仰者と言われる事からしても、宗教儀式は家族がすべき供養ではありません

故人が年長者なら残る家族の生活を心配するでしょうから『後に残った家族が毎日を元気な笑顔で過ごす姿を見せ続ける事』これ以上の供養はありません。『供養にお金は掛かりませんが心が無いとできません』

Q
葬式をちゃんとやれと言う親戚がいます
A

ちゃんと?とは何でしょう? 多分仏式の葬式を言ってるのでしょうが、仏教信仰者なら理解できますが、無信仰者ならぬかに釘、最後まで温かく送れる葬式なら、例え火葬だけの葬式でも良い葬式です。

当支援センターは故人が心配する家族の生活が守れる葬式が最優先、財布事情に余裕がなければ「直葬」一択、親戚でなく故人なら――、と考えれば自ずと答えは出ます

Q
火葬中の清めはするものでしょ?
A

清め? 葬式は不浄なものですか? 当方は不浄とは考えてません。家族が家族との別れを受け入れる最後の時間が不浄とは思えません。不浄だと思う親戚なら葬式に来て貰う必要すらありません

また国民病と言われる糖尿病患者が2,000万人以上と言われる今、食べさせるほうが「悪」と言われても仕方のない現実、葬式は食べに来るわけではありません

当方は火葬中は飲物だけで待機、食べるなら拾骨後に場所を変えれば、温かくて、旨いものが安く食べられるし、食事不要の時間帯での葬式や火葬を組むことが多いです

Q
お葬式のマナーが分りません
A

葬式のマナーと書いてある大半がどうでも良いことばかりで書いた人間の個人的な感覚、中には「嘘」だと言い切れるものも多いです

マナーの基本は他人に嫌な思いをさせない事、場違いなキンキラな服装、大声で談笑などせず、控えめな言動なら全く問題ありません

服は黒、香典は袱紗ふくさに包む、挨拶は、お辞儀などはどうでも良いんです。仕事中の会葬なら仕事着で全く問題ありません。もしそれがマナー違反という家族なら、そんな葬式に行く必要すらありません

Q
お一人様はこうすれば良い
A

『他人様に迷惑を掛けたくない』これがお一人様の共通感覚、気持ちは分かりますが不可能、部屋などは事前の断捨離で解決できても自分の身体だけは自分ではどうにもなりません

そこで自分の身体と火葬後の遺骨の処理の全てを事前契約しておく、あんしんサポートなら『完全委託プラン』を生前契約しておけば死後の身体の心配は一切無くなるはずです

2024年時点で設定してる葬儀屋は少ないようですが、団塊世代が終幕期を迎える2030年代までには確実に増えるプランです

Q
最後に「葬式とはなんぞや」です
A

葬式とは家族や親交のあった人達と永遠の別れを受け入れる為の時間、依って葬式は死後では出来ず、存命中にすべき事、でも生前葬をしろと言ってるのではありません

動けて、話せて、食べられる時に逢いたい人に逢い、行きたい場所に行き、したい事をして、互いに大切に思う人同士で思い出を語り、永遠の別れを受け入れる時間を過ごす事が『葬式』です。

現行の葬式は死体処理の時間、家族が気を使う人は呼ばず、素の自分達で居られる人達だけで最後の最後まで温かく送れたら最高の葬式、そんな死後処理の時間である葬式を過ごせた家族は理解できるはずです

葬式を商売とする葬儀社の存在は必要ですが、見栄や世間体で家族の生活を脅かす事の無い「個々の家族目線」の葬式を実現してくれる葬儀支援センターが、最低でも各県にひとつ在っても良いのでは?と年々思いが強くなるのを感じます