7. 葬儀業界のマナーは理解不能

日本のマナー、個人的には間違ってる気がする。マナーとは「人様に迷惑を掛けない事」が大前提で、何かの決まりを守ることでなく、周囲の人達を嫌な気分にさせない――、がマナーの基本だと思う。

但し国や地域が違えばマナーも違うが、地球上の何処でも通用することをしていれば問題はない。マナーの言葉が頻繁に使われる食事で考えてみよう。最近寝る前はテレビでなく、youtubeを見ることが多く、閲覧してると大食い!?動画もあるけど日本と韓国では違う印象がある。

日本ではクチャクチャ音をさせて食べるのは嫌がられし、僕も食欲を無くすけど、韓国では音をさせて食べるのが旨そうに感じるのだろうか?? もしそうだとしたら韓国内だけに留めたほうが無難。僕の知る限り良しとする国は殆ど無いだろう。

ガチャガチャ大きな音をたて続けたり、大声で話したり、食べかすをテーブルの下に投げたりするのもアウトだが、ようするに周囲の人達に嫌な印象を与えなければ『楽しく、美味しく食べる』のがマナーの基本だろう。

ところが日本で言われるマナーは、食べる順序、箸の持ち方、食べ方、箸の置き方、などなど、重箱の隅を突くような細かい事まであーだ、こーだ言う。それで旨く楽しく食えるだろうか? まぁ無理だろうし、そんな事まで意識する必要があるなら、そんな場所で食べたくはない。

簡単に言うとナイフとフォークが苦手なら、箸を貰って食べれば良いし、どんな順番で食べようが全く問題ない。極論を言えば、レモン切れの入った指先を洗うフィンガーボールと知らず、その水を飲んだとしても誰も嫌な気分になるわけではないから全く問題はない。ご飯をフォークの腹に乗せようが、背に乗せようが問題ない。ちなみに僕は小さな頃から父親に洋食マナーを仕込まれた事もあって、腹より背に乗せたほうが食べやすい。皆さん自分の食べ易い方法で食べればいい。

葬式も全く同じ、黒の服がどうの、履物がどうの、お金の入れ方、線香の本数、評論家は何でも言えば良いってもんじゃねぇだろ!? この点は最初から気になってたので、うちは当初から黒服を着ず、真っ黒ジーパン、黒ポロシャツ、黒のベスト、冬は黒ジャンパー、黒靴と、全身真っ黒だけどスーツは着ず14年間過ごしてきました。正直、最初は「その恰好ですか?」と司会者に言われた事もあります。しかし神経を使うのは自分達の服装でなく、家族親族を始め、会葬者の人達から見て、業者の人だと分かることです。我々は裏方で会葬者ではありません。たまに正装で無いと故人に失礼――、なんて言ってる葬儀屋もいますが、自分の立場と仕事を正確に把握してないから出る言葉、こんな間違った発想しか出来ない葬儀屋も結構多いです。

我々は葬式が滞りなく、最後まで温かく進行させ、何かあったらすぐに対処できる事であり、困った人や何か聞きたい人が、すぐに見付けられる事も大事です。その意味では予定より長い法話や読経をする僧侶には、法話以上に大事な、お別れの時間、火葬時間を考え急かすのも我々の仕事。これらがマナーの基本です。

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