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葬儀Q&A

葬儀Q&A-3 逝去直後にすること

死亡診断後は、遺体の身体を拭いたり、口や鼻、肛門など開口部を塞く処置で1時間ほど掛かるのが普通です。 医師による死亡診断が済んだ直後に、依頼する葬儀社に電話で逝去の一報を入れます。 葬儀社が決まって無いと病院や施設で紹介してくれるでしょうが、良心的な葬儀社とは限りません。 中には非常に高額な葬儀社を紹介する病院もあるので注意が必要です。 って言うか依頼する葬儀社は事前に決めておく以外は後悔の種と思って良いでしょう

葬儀社に連絡する際は、逝去の一報と、お迎え先が施設や病院の何処か看護師さんに確認した上で葬儀社に伝えます。 葬儀社からお迎え時間を教えて貰い医師か看護師に伝えてください。 病院により夜間等は病室にお迎え、食事時間と重なりそうな時は安置室など違う場合もあります。 お迎え時間が決まっていれば何か言われる事はありませんが、葬儀社が決まってないと何度も催促されるでしょう

病院は逝去直後に死亡診断されますが、医師のいない施設などは午後7時から翌朝8時までは死亡診断して貰えない事があったり、自宅での逝去も同じです。 診断まで時間がある時は「遺体の腹部にビニール袋に入れた氷を直接当てる」とか「凍った保冷剤を直接腹部に当てる」よう葬儀社に指示されたと伝えます。 また部屋の温度はでるだけ下げ、タオルケット程度で布団は掛けません。 腹部を冷やせば大抵は大丈夫です。 自宅で看取りをするなら24時間いつでも看取りして貰える医師の確保は必須です。 決まった医師がいなければ警察が入り検視することになり5.000円~7.000円の「死亡診断書」は「死体検案書」と名前を変え15.000円~50.000円も掛かる場合さえあります。

病院施設での遺体処置についての注意です。 病院により遺体の処置と死化粧などセットで勧める事もありますが「遺体を拭く」「開口部の処置」をすれば充分、無料で無かったら死化粧は不要です。 死後に着せる浴衣を4.000円位で販売しますが、着せたい服があれば事前に渡しておけば着せてくれるし最後に着てたパジャマや洋服のままでも問題はありません。 エンゼル費用と呼ばれ3万円~5万円ほどの費用が掛り、保険適用外ですし、生活保護医療費も適用外です

自宅逝去での連絡先は2つに分かれます
》死亡診断してくれる医師が決まっていれば「担当医」
》決まってない場合は「119番」です
担当医の場合は問題ありませんが、119番の場合は色々聞かれ、その上で更に心臓マッサージの指示が出るか、警察への連絡など対処が分かれます。 逝去直後で身体が温かい状態なら、救急車が来るまで心臓マッサージを続けて病院へ搬送して貰えますが、朝起きたら冷たくなってた場合などは救急車には乗せて貰えませんから警察が入ることになります

死亡診断書が書けるのは「医師」又は「歯科医師」だけですが、逝去してから突然依頼しても書いてはくれません。 事前に診療を受け、尚且つ逝去時には死亡診断すると確約をとっておかない限り、警察(捜査一課)が介入します。 警察は殺人や事故死の観点から入る為、家族関係、財産、保険金などの調べもされ通常でも4時間ほど掛かりますし、遺体は全裸にされ状況によっては首の後ろから髄液を採取され調べることもあります。 遺体の状況により警察に搬送したり、化研まで搬送して調べる事もあり、一度連れて行かれると保管は警察署の裏にある専用冷蔵庫に全裸で遺体袋に入った状態です

死亡診断書はA3用紙の右側半分、左側半分は死亡届出書です。 死亡診断書を医師から受け取る際に確認するのは次の部分です
》故人の氏名は登記された文字ですか
》故人の生年月日に間違いはありませんか
》死亡確認した場所の住所は正確に書いてありますか
》最下段の死亡診断した医師の氏名が横版なら捺印がありますか
》最下段の死亡診断した医師の氏名が署名なら捺印不要です

病院、施設の職員から「家族の誰か寝台車に乗ってください」と言われたのですがと言う家族は結構多くて驚きますが、同乗する必要はありません。 地域差もありますが自家用車で病院や施設に行く人が多く、もし寝台車に同乗して帰ったら後で車を取りに行く手間が掛かります。 ご遺体は業者に任せて自分の車で安置場所まで行けば良いでしょう。 但し遺体搬送には死亡診断書または火葬許可証の携帯が義務付けられています

自宅に安置してあげたい気持ちは分りますが、自宅安置での注意点をいくつか書き出しますので、その上で安置場所を判断されると良いでしょう。 
》遺体のある部屋は冬場でも冷房が必要な部屋もある
》自宅は暖かくドライアイスの必要量は増えます
》自宅に遺体があると家族はゆっくり休めず心身の疲れが溜まります
》親戚などが夜遅くまでいたり、飲食の世話など施設より費用は掛かります

病院施設からの搬送すると口が開いてる遺体はいくらでもあり、病院等で使用するエンゼルバンドでは閉じませんが、専用器具を使えば基本的に口は閉じると思って良いでしょう。 これは葬儀社ならできて当然のレベルです。 但し長い療養期間ずっと口を開いてた場合は閉じませんし、アゴ周辺の肉が全く無い場合は閉じても器具を外せば開きますので、開いてる部分を布団や顔当て布などで隠すような対処をしましょう

少し開いてる程度なら、何度か瞼を下げてあげれば閉じてくれますが、窪んで完全に見開いた状態では、瞼の長さが足りず閉じられません。 その場合は目の上にガーゼや綿花を置き、両面テープなどで両サイドを肌に固定します

死亡届出書(左側半分)の記入枠上段は逝去者です。 (右側半分は死亡診断書)
「氏名」「生年月日」「死亡した日時」「死亡したところの住所」「現住所」「本籍」「戸籍筆頭者」「配偶者の有無」「死亡した世帯の主な仕事」を記入しますが、本籍の分からない人が多く2019年現在は免許証に記載ありません。 未明なら現住所の役所で本籍地記載の住民票を取ります

死亡届出の申請者は誰でも成れるわけではありません。
「親族」「同居者」「家主」「地主」「家屋管理人」「土地管理人等」「後見人」「保佐人」「補助人」「任意後見人」以上が届出人となれます。 親族とは、血族六親等、姻族三親等までの人で、施設や病院の施設長や医院長は、家屋管理人として届出人になれます。 死亡届は開庁時間内もあれば、24時間届出可能な役所もありますが、火葬許可証の受け取りが必要ですから開庁時間の届出が無難です

死亡届出できるのは次の3か所だけです
》「逝去地役所」・・・逝去した病院、施設、自宅等の所在地役所
》「故人の本籍地役所」本籍登録してある地域役所
》「申請者居住役所」 申請者の居住地役所
以上ですから、火葬する斎場が居住地でもなく、逝去地でも無い場合は注意、死亡届は普通は葬儀社が代行してくれますし、コピーしたものを1枚 くれるでしょう

火葬料については次の3通りです(火葬場と斎場は同じと考えてください)
1.「有料火葬場」都内など大都市部に多く1万円~6万円ほどです
2.「市民のみ無料火葬場」市民外は数万円~の火葬料が必要です
3.「当市民申請による親族は無料火葬場」血族六親等、姻族三親等までが親族
例えば、故人は大都市在住、親族が「3.」の火葬場のある市民なら無料で火葬して貰えるわけですから、葬儀を考える段階になったら確認しておきましょう

人の逝去は夜中でも起こりますから、安置が済んで葬儀の打ち合わせが、夜中なんてのは当たり前にあることです。 宗教者が入る葬儀を考えている場合に朝になって宗教者の予定を確認してから、なんて言ってると予約が全て埋まり火葬が2日間向こうにずれることも珍しくありません。 まずは火葬予約しておき午前七時過ぎたら、宗教者に予約した時間から逆算した葬儀時間を確認をすれば良いでしょう。すでに予約が入っていたら、葬儀が可能な日時を確認した上で再予約すれば問題ありません

葬儀内容を決める際に最大の障壁は「故人の兄弟姉妹」を筆頭とした親戚です。 口は出すけど金は出さないのが普通だし高額葬儀になる確率が格段に上がります。 内情が分かっている家族は絶対に騒ぎませんが、葬儀を豪華にする事と弔う気持ちが比例するとでも思っているのか、偉そうなことを言う親戚も少なくありません。 うちなら無責任な親戚は黙らせますが一般葬儀社にとっては高額葬儀にする心強い味方になります。 打合せは実際に支払いをする人間だけで決めるべきです

家族の逝去直後は誰でも冷静さに欠けます。 ましてや親戚達の無責任な言葉の応酬もありますから、無理をした葬儀へと突き進みやすい状態です。 だからこそ事前に決めておくべきなのですが・・・
》葬儀費用は思ってるより高額になるはずです
》葬儀費用を支払った後の生活を考えてみてください(全く問題ないですか?)
》あとに残った家族は元気で病気もせずに暮らしていけるのですか?
》無理が後々の生活に及ぼす影響は皆無ですか?
》冷静で家族の事を本気で考えてくれる人に同席して貰いましょう

葬儀社は普通の商売人ですから、家族のことを本気で考えてはくれません。 少しでも料金を吊り上げたいのが本音でしょう。 その典型的な言葉が「最後ですから・・」「故人の供養ですから・・」「普通は・・」などのセリフだと思って良いでしょう。 また宗教者が「戒名付けねばあの世で迷う」とか「読経しなければ浮かばれない」など言ったら霊感商法と思ってください。世界の最大宗教は24憶のキリスト教ですが、この理論で言うとキリスト教徒は全員浮かばれない?・・・あり得ません。 もっと言えば「あんた死んだ事あるんかい?」と言っても過言ではありません。 読経戒名が本当に布施程度の費用なら何も言う気はありませんが、数十万円も掛かるのは霊感商法としか思えません。 

「普通は・・」「一般的には・・」「みなさん・・」こんな言葉は誘導商法の典型
ですが、湯かんをさせたい時の誘導商法を記しておきます。
「お婆ちゃんはお風呂が好きだった?」
「はぃ、よく日帰り温泉に行ってました」
「そっかぁ、なら亡くなる前はお風呂に入れてあげられた?」
「いいえ、もう一週間以上入ってません」
「ありゃ、ならさぁ、せめて最後にお風呂くらい入れてあげたいよね」
「あ、そうですよね。 お願いします」
「はぃ、分りました。 きっとお婆ちゃんも喜んでくれますよ」
これで10万円の上乗せ請求が来る。典型的な誘導商法です。 身体は病院で拭いてくれますし、あなたは親戚の前で風呂に入りたいですか? 自分がして欲しい事ならしてあげれば良いけど、自分が嫌なら故人も嫌ですよ「身長が大きいから棺は大きくないと入りません」「身体が大きいから骨壺が大きくないと入りません」この2つはどちらも嘘です。 身長190cmの人でも膝を曲げれば6尺棺に入りますし、焼骨は全て崩しますから全骨拾骨する東日本でも7寸骨壺で入らない人はいません。 どちらも料金吊り上げの嘘つき話法です。身長180cm以上で膝を曲げて欲しくない人は特大棺等への変更もありですが、数万円以上値上がりします。

棺は少し良い物にしても3万円ですから・・ 骨壺は真っ白でなくルリ色にすると豪華ですが、2万円だけですから・・「料理はあと2千円あげれば豪華でて皆さんも納得されますよ」これが料金吊り上げの常套手段です。 第一に豪華である必要はありませんし、何を基準に豪華とするかも不明確です。 ひとつ3万円の値上げでも10か所あれば30万円だし葬儀で100万円値上げするのは簡単です。 葬儀内容や使用品で検討するなら「誰が見ても違和感の無いもの」これが基準だと思ってください

滅多にいませんが寺に相談すれば安くなると思ってる人がいるのに驚かされます。 寺は一般的な葬儀をさせ、49日法要をさせ、新盆法要をさせ、一年忌法要、三回忌法要と続けて追善供養をさせたいし、根本的に最初の布施が高額ですから絶対に安くはなりません。 かといって葬儀社に相談しても安くはなりません。 安くて良い葬儀がしたいなら、出来るだけ多くの葬儀経験者から本音を聞いて最良の葬儀社に辿り着くこと、それ以外に方法はありません。

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