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葬儀Q&A

葬儀Q&A-2 逝去前にすること

気持ちは分りますが、この考え方が霊感商法を使った現状の高額葬儀になっているのも事実です。 この世に生を受ければ例外なく、誰でも終幕を迎えるのは自然の摂理なのですから「死」から逃げず、目をそらさず、真正面から受け止める事で、限りある人生を精一杯生きよう、楽しもうと己が人生と向き合って欲しいと思います。 また人の死は、いつ、誰に訪れるか全く分らず、年齢順に訪れるわけでもありません。 家族全員が元気な時、葬儀の話題でも笑ってできる段階で葬儀社選びや直葬、家族葬などは意思統一しておくと良いでしょう。 ついでに掛る費用も分かっていると安心です

故人名義の定期預金を解約するには「法定相続人全員が分る除籍謄本」「法定相続人全員印鑑証明」「遺産分割協議書」「銀行別の必要書類」等が必要となりますので、存命中に普通預金に変更しておけばカードで引き出し可能です

法的には若干問題ありですが、現実には逝去時に故人名義口座からカードで貯金を引き出すのが一般的です。できれば生前カードで引き出す事をお勧めします(1日50万円迄です)

生命保険、株など有価証券は、まとめて袋に入れ信頼に足る人物に託しましょう。 生命保険に加入している事を家族が知らず、そのまま請求しないケースもあります。 公正証書遺言に残しておくのが一番確実ですが、遺言書を残した事が分るようにしておく必要があります。 また死後の保険金より存命中の医療費入院費などを優先した保険のほうが助かる家族を沢山みてきました。 これから加入する保険は勿論ですが、加入中の保険も見直しすると良いでしょう

時間に余裕のある老後なら少しづつ自宅内を整理すると良いでしょう。 自分の人生を振り返る事もできるし、形見分けの品物を考えることもできるし、過去に忘れてた100万円の封筒が出てきたり、自分が終幕を迎えたあと人に見せたくない物も整理できます。 また齢を重ねる度に物は減らしましょう

これは直前のことです。 余命数日、余命一ヶ月など宣告されたら、依頼する葬儀社に連絡しておきます。 葬儀内容、費用、その時の流れなど不安があるなら再確認しておくのも良いでしょう。 葬儀内容が決まっていれば、もしもの際でも葬儀社は火葬予約できる事になり、友引絡みの日程なら2日間程度の違いは普通に出ますし、家族も不安なく最後の時を迎えられます。 

最近多いケースのひとつとして、対象者が入所、入院している施設と葬儀を行う家族が離れた地域の場合、事前に夜間逝去を想定した流れを葬儀社と決めておきましょう。 例えば夜間の場合、施設から葬儀社に直接連絡して貰い、葬儀社がお迎えに行き、安置し、手続きもできる準備をしておけば、逝去時、夜中に走ってくる必要もなく、施設や病院でも家族が来るまで数時間待たずに済みます。 大都市在住で自動車を持ってない家族は尚更です。 また心身の体調が良くない時も無理せず済みます。 葬儀社の姿勢や考え方にもよりますが、夜中は葬儀社だけで搬送、安置をして貰えたら、家族はもしもの時でも安心して過ごせます

葬儀は医師がサジを投げた瞬間から始まります。 脳溢血、脳梗塞、心臓系など短時間での逝去でなく、癌など猶予期間のある病なら、この段階の対象者には自分の人生を振り返って貰うのも一つの方法です。 対象者が子供の頃、若い時、結婚した時、子供が生まれた時など、全ての写真を持って行き一枚、一枚を見ながら当時の思い出話しを聞くのも良いでしょう。 写真を持っていく時は「片づけしてたら写真が出てきて、見てたら懐かしくなったから一緒に見ようと思って持ってきた」こんな感じで極々自然に見つけた写真として持って行くことです。 また今の時代は写真でなく、動画を撮影しておけば動きのある姿は勿論、対象者の声や笑い声だって残せます。 無駄を覚悟で今しかできない事はしておくべきです。

この部分は病院や施設のベッドに入ってからでなく、元気に動き回れる時にして欲しいことです。
》夫婦で旅行に行き、地元の旨いものを食べて回る人生もありです
》行きたい場所に「途中で死んでも良いから連れていく」家族ならありです
》食べたい物は食べさせる(医師は誤嚥性肺炎を恐れ最後は水も飲ませません)
》医師は生かす事が仕事、でも家族は対象者の希望を叶える事が最優先
》故人に逢いたいは変でしょ!? 逢うなら意思の疎通ができる時に逢うべきです

余裕のある時にしておくこと

葬儀の話題は笑ってできる時、つまり元気な時にするのが最善です。 死の話題は家族同士でも間近にできるものではありません。 最初から真剣に話さず半分冗談まじりで始め、話の流れで本格的に話すのが良いでしょう。 「会社の同僚は葬儀で200万円も掛ったらしいよ。あり得ねぇな」とでも話しを振れば、そこから話題は広がり易いでしょう。

家族全員が集まる正月や盆休みに葬儀の話題を恒例化するのも良いでしょう
》今年も家族全員が元気に集まれた事に感謝をし喜びましょう
》そこで「我が家の葬儀」「個々の希望」などを書面で残し確認します
》「来年も元気に顔を合わせられる事を願って、おめでとう」こんな新年の出発もありです

子供は親の終幕を心配しますが現実がそうとは限りません。 親より先に子供が他界する現実は何度となく見てきました。 家族の誰が最初に逝くかは誰にも分からないのです。 だから前項のように家族全員の希望や我が家の葬儀として捉える必要があります。 冷酷なようですが、この現実はどこの家でもあり得ることです

最近は高額葬儀を否定する家族が増えたのは良い傾向だと思いますが、葬儀になった時、口は出すけど金は出さない親戚の存在が一番面倒です。 我々の経験では故人の兄弟姉妹がその最たる存在で、この人達と話し合いでの解決は難しいです。 そこで正月等に集まった際、各々の思いを書面で残しておけば、親戚が何を言おうと水戸黄門の印籠が如くの効力を発揮してくれるでしょう。 著書「葬儀改革」にはどんな風に書けば良いか具体的に書きましたが難しく考える必要はありません。「この葬儀は故人の遺志である」と伝われば充分です

親の財産相続で犬猿の仲になる子供達を沢山見てきました。 この原因は親が相続内容を明確にしなかったのが最大の問題です。 子供達には、それぞれ配偶者がいたり、生活内容も違うのですから、誰に何を残すのか具体的に明確にしておく必要があります。 また葬儀や相続分配の代行人を指名しておきましょう。 遺言書にはいくつか種類がありますが、残すなら「公正証書遺言」が最善でしょう。 相続に関係ない人2名が必要ですが公証人役場で手配くれます(2名で1万円程度)、逝去直後から遺言書効力を発揮しますから、葬儀のことを書いても通用します。 他の遺言書は「家庭裁判所で開封後に効力発揮」ですから普通葬儀後の開封となるし、署名や日付などにミスがあっても遺言書と認められない事もあります。 遺言書の原本は公証人役場で保管、コピー1通は渡してくれます。 また紛失しても遺言者の死亡確認ができれば、公証人役場で発行して貰えます。

法定相続人は配偶者が第一、次は直系の子供、孫、次に両親や祖父母、その次が兄弟姉妹ですが、兄弟姉妹だけは遺留分(法律上保障された一定の割合の相続財産)がありません。 一番近い存在のように思われる方も多い兄弟姉妹ですが法的には遠い存在です。 また息子夫婦と生活してたが息子が亡くなった後も、お嫁さんが面倒を看てくれた場合など(法律改善されてなければ)お嫁さんは法定相続人ではありませんから、何も残してあげられない現実も見ました。 法定相続人以外で遺産を渡したい人の場合は、公正証書遺言にしっかり明記しておくことです。 余談ですが隠し子や離婚で元配偶者の所に行った子供にも当然残せますよ。

葬儀の事ばかり考えがちですが、葬儀内容より前に考えるべきは「後に残った配偶者の生活」です。 
》国民年金だけの夫婦は残った自分の年金だけの生活になります
》相手が厚生年金なら厚生年金部分の3/4が遺族年金として加算されます
》長年別居してきた子供夫婦と一緒の生活は難しいのが本音でしょう

》独居、痴呆、身体的な問題で施設入所を考える際の問題
》費用が最も安い特別養護老人ホームは介護度3以上しか入れません
 (寝起きも含め生活全てに於いて介護の必要がある状態が介護度3です)
》一般施設は月額15万円+医療費+被服等+小遣い=20万円(月額)
 年間250万円、10年では2.500万円が必要な試算となります
この現実を知れば葬儀に高額費用を掛けられる時代でないとの主張が少し理解頂けるでしょう

墓閉じは年々増えています。
》墓守不在の現実(自分達が元気で収入があるうちに処理しておきたい人が多い)
》寺との縁切りたい(この理由は、あえて書く必要も無いほど分っていることでしょう)
》本FAQにある「賢い墓閉じの方法」で詳細はご確認ください

》逝去後に慌てて葬儀社を探すから高額や後悔する葬儀になるんです
》家族がいれば自分も含めいつか必ず終幕はきます 
 それは遠い未来かもしれませんが、今日明日かもしれないのです
 その時になって慌てない為にも葬儀社は決めておくべきです
》また、あんしんサポートのように逝去後の入会は出来ない所があるかもしれません
》理由は家族の事情や本音も分からず、我々の理念も伝えてないからで、残る家族の生活が守れる葬儀
 を企画立案、施行することが事業の主目的で、葬儀で大きな利益をあげる事がを目的としていません
 し、事前入会した家族は死後費用の不安もなく安心して生活できなければ意味はないのです。
》葬儀社を決めるポイントは最低限の正確な直葬費用を確認して納得できる葬儀社であること
》事前相談で「心から安心」できるのが家族の価値観に近い葬儀社です
》多少時間が掛かっても家族の価値観に近い葬儀社を探しておきましょう

》自宅で臨終を迎えたい。 気持ちは分りますが何処の家でもできる事ではありません。
 この問題は対象者も家族も安易に答えを出すべきではありません
》自宅療養とは対象者終幕まで、家族の誰かが犠牲になることです
 (対象者は生きてる人間ですから24時間体制に近い介護なのです)
》家族の一人は仕事もできません。当然家族の収入も減ります
》終幕の場は、家族全員が元気で冷静な判断ができる時にしましょう

夫婦で旅行したり、出来なかった趣味をするなど、今だから出来る事、今なら出来ることは、どんどんするべきです。 1年後に今の体力、気力があるか、極端に言えば生きてるかさえ分かりません。 老人の域に達している人達は「今日成すべきことは明日に延ばすな」を心してください

自分の葬儀費用にと500万円残したとします。 このケースは対象者が元気な時です。 ところが、その後、痴呆になり、病気になり、500万円は、あっという間に無くなる・・・ こんなケースも多いですから、葬儀費用として残す必要はありません。 残すなら何かの時に使ってくれと信頼に足る人に使途も全て任せたほうが良いでしょう。 残る配偶者の生活費として残せるだけ残し、その時の事情で葬儀は判断すれば良いでしょう。 葬儀費用より残る家族の生活が最優先なのは、いつでも、誰の葬儀に対しても変化することはありません

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